イベント

これから

玉岡の開催する講演,研究会,ワークショップおよび修了生・院生に関連したイベントのサイトです。


過去のこと

2024年1月31日 名古屋大学文学部・人文学研究科同窓会誌「あおぎり」第21号 [あおぎりダウンロード]

2023年6月21日 玉岡賀津雄ーレンタル自転車で西安の街を散策

【名誉教授からの便り】(「あおぎり」の記事より)
2021年3月に名古屋大学を退職して名誉教授になりました。週に2回卓球をして,週に1回ギターを習い,小さな畑で野菜を育てるという生活をしながら,論文を書く生活をしました。 2022年から2023年にかけて,これまで夢だったPLOS ONE, Quarterly Journal of Experimental Psychology, Journal of Psycholinguistic Research, Frontiers in PsychologyおよびPhonetica の5つの国際誌に筆頭で論文を掲載しました。2023年7月には『決定木分析を使った言語研究』を出版しました。この本の出版を契機に「言語実証プロジェクト」(https://sites.google.com/view/srpls)を 立ち上げました。

日本言語科学会ワークショップ(共催:第60回名古屋大学大学院人文学研究科日本語教育学分野・講座公開講演会) [プログラムダウンロード]

宇都木昭先生

【講師】宇都木昭先生
【テーマ】音声解析プログラムPraat講習会
【日時】2019年5月11日(土)午前10時から午後16時半まで
【場所】名古屋大学東山キャンパス全学教育棟本館 北棟406
今回は,プロソディーやピッチなどに関する音声実験用の刺激作成の方法を学ぶための講習会でした。学内外から35名の参加者があり,Praatの基本操作からスクリプトの書き方まで解説していただきました。 https://sites.google.com/site/utsakr/Home/praat の宇都木先生のHPに,日本語でPraatの詳細の説明があります。参考にしてください。

名古屋大学大学院人文学研究科・第52回日本語教育学講座・分野後援会 ポスター・ダウンロード

Ekaterina Kuzmina

【日時】2018年5月8日(火曜日)18:15-19:45
【場所】名古屋大学全学教育棟・北棟406号室
【講師】Ekaterina Kuzmina, Ph.D.
    (Postdoctoral Fellow, University of Oslo, Norway)
    The Center for Multilingualism in Society across the Lifespan (MultiLing)
    http://www.hf.uio.no/multiling/english/people/postdoc-fellows/ekateku/
【テーマ】Cognitive deficits and their influence on language processing in different types of aphasia

朴さんと穆さんの送迎会

穆さん(左) 朴さん(右)

2017年7月29日(土曜日)午後1時半から名古屋マリオットアソシアホテル・パーゴダで,地中海ランチブッフェの昼食を取りながら,朴さん(2017年9月から韓国・釜山の東亜大學校)と穆さん(2017年8月から中国・上海の上海財経大学PD)の「さよなら」パーティーを行いました。15名が出席しました。朴さんは釜山へ,穆さんは上海へと旅立ちます。


中国,西安外国語大学での講演-2つの講演を行いました。

陳先生(左) 玉岡(中) 毋先生(右)

【日時】2017 年5月3日(水)
【場所】西安外国語大学長安キャンパス 日本文化経済学院
【講師】玉岡 賀津雄 (名古屋大学・教授)
【テーマ】テキスト理解(読解と聴解)を可能にする言語および推論能力
【日時】2017 年5月4日(木)
【場所】西安外国語大学長安キャンパス 日本文化経済学院
【講師】玉岡 賀津雄 (名古屋大学・教授)
【テーマ】構造方程式モデリング(SEM)を使った因果関係分析の方法
              -語彙・文法知識,文間推論,テキスト理解の因果関係を例に-

言語科学会および名古屋大学大学院人文学研究科日本語教育学分野 LMEワークショップ

【日時】2017 年4 月22 日(土),13:00-16:30(30分の休みを含む)
【場所】名古屋大学教養教育院(全学教育棟・北棟4階)405号室(東山キャンパス) http://www.nagoya-u.ac.jp/upload_images/campus_map_jp.pdfの地図B4 のビル
【講師】玉岡 賀津雄(名古屋大学)
【テーマ】Rによる線形混合効果(LME)モデルを使った反応時間実験データの分析法
【内容】反応時間パラダイム(reaction time paradigm)を使った実験の反応時間(ミリ秒)および正誤(0と1)データの分析には,線形混合効果(linear mixed-effects, LME) モデルが使われることが多くなりました。そこで,今回のワークショップでは,R を使って,一般的なLME の分析法を紹介します(分析の手順は今回紹介する方法だけではありません)。①分析前のExcel による反応時間と正誤判断データの編集, ②RStudio の基本設定(作業ディレクトリとファイルの取り込み)③変数の対数および逆数変換と有効性の検討,③LME の基本概念(固定変数とランダム変数),④LME の分析コマンドと交互作用,⑤LME のモデル検討,⑥LME の結果報告,⑦その他のLME に関連したコマンド,です。90 分の2コマ(180 分)で紹介します。あくまで LME の分析の基本的な解説ですので,R 自体の講習会ではありません。なお,参加者はR およびRStudio をインストールしたラップトップ・コンピュータをご持参くださ い。講習会の後で,5 時から近所のイタリアン・バルで懇談会を予定しています。ぜひ,こちらにもご参加ください。

第38回中国語話者のための日本語教育研究会

《日程》2017年3月4日(水)13:00~17:30
場所:名古屋大学(東山キャンパス)全学教育棟4階406教室
《発表》 13:40~14:20 馮 亜静(名古屋大学大学院生)・玉岡 賀津雄(名古屋大学)
外国語としての日本語を学習する条件でのオノマトペの擬音語から擬態語への意味拡張に関する真偽

国際基督教大学 日本語教育研究センター主催連続講演会
【文間推論 ―語彙・文法知識とテキスト理解をつなぐ能力】
《日程》
2017年2月1日(水)15:30~17:15 (受付15:15~)
場所:国際基督教大学 ダイアログハウス2F国際会議室
東京都三鷹市大沢3-10-2
《概要》
外国語としての日本語を学ぶ学生が、ある程度の語彙と文法の知識を身につけると、読解・聴解においてテキストの内容が自然に理解できるようになるでしょうか。解説などの書かれたテキストは複数の文のつながりで全体の意味が構成されています。音声によるコミュニケーションは、お互いの口頭でのやり取りから意味がつながっています。読解であろうと聴解であろうと、流れていく文と文の意味を推論でつなぐことでテキスト全体の意味が把握されると思われます。そこで、本講演では、テストで測定した語彙、文法、文間推論、読解および聴解の因果関係を分析して、文間推論の位置づけを検討します。講演では、各種の能力テストによる測定法、信頼度指標、因果関係の解析法(IBM-SPSSを使用)も具体的に紹介します。
2016年12月23日と24日に、玉岡とゼミの博士課程修了生4名で、中国上海の東華大学で講演会を行いました。
【2016年12月23日】
1. 玉岡賀津雄 (名古屋大学教授) コーパス頻度を使用した共起表現の研究法
2. 玉岡賀津雄 (名古屋大学教授) テストによる日本語能力の測定と応用
3. 早川杏子 (関西学院大学講師) 中国人日本語学習者は何を手がかりに格助詞を選択しているか
【2016年12月24日】
4. 張セイイ (名古屋大学学術研究員) 中国人日本語学習者による動詞由来の複合名詞の理解
5. 斉藤信浩 (九州大学准教授) 日本語学習者による論理文の理解と背景要因
6. 大和 祐子 (大阪大学准教授) 中国人日本語学習者によるテキストのオンライン処理

E-primeによる実験プログラムの作成法
Title: How to program experiments by E-prime

2014年2月1日(土)
February 1 (Saturday), 2014

名古屋大学全学教育棟・北棟405
405 North-Wing General Education Building, Nagoya University

午後1時から5時半まで
13:00 to 17:30

講師 (Speaker): Rinus Verdonschot (Nagoya University, Japan)
Note: The workshop is given in English. 1000 yen for participation.

国立国語研究所 国際シンポジウム2013「日本語およびアジア諸言語における複合動詞・複雑動詞の謎」

2013年12月15日

2013年 (玉岡賀津雄) 日本語学習者の複合動詞の習得における背景要因と因果関係-決定木分析と構造方程式モデリングによるアプローチ. パネルセッション《複合動詞の習得》「なぜ日本語学習者は複合動詞で悩むのか」2013年12月15日, 国立国語研究所2階多目的室.

http://www.ninjal.ac.jp/event/specialists/symposium/vvsympo2013/

BVA (Brain Vision Analyzer)による脳派データ解析入門
Title: Introduction to data analysis for electroencephalogram (EEG) using Brain Vision Analyzer (BVA)

2013年11月30日(土)と12月1日 (日)
November 30 (Saturday) and December 1 (Sunday), 2013

名古屋大学全学教育棟・北棟405
405 North-Wing General Education Building, Nagoya University

午後1時から5時半まで
13:00 to 17:30

講師 (Speaker): Kalinka Timmer (Leiden University, the Netherlands)
Note: The workshop is given in English. Free admission and no charge.

日本言語学会第147回大会 (神戸外国語大学)

(1) 2013年11月24日(土)
黄 郁蕾,玉岡 賀津雄,ブラーエヴァ・マリア・エドアルドヴナ
「依頼の断り難さを構成する諸要因 ―日中の文化差と日本語学習に着目して」

(2) 2013年11月25日(日)
大和 祐子,玉岡 賀津雄,初 相娟
中国人日本語学習者の「人」を表す接尾辞を含む複合語彙の習得に及ぼす諸要因

(3) 2013年11月25日(日)
Kyoko HAYAKAWA, Rinus VERDONSCHOT, Katsuo TAMAOKA
Asymmetrical Phonological Activation When Recognizing Words in a Second Language

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第31回日本語教育学講座講演会

講演者:那須川 訓也 (Nasukawa, Kuniya) 東北学院大学

演題:カクチケル語の音節構造(Syllable structure in Kaqchikel)

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年7月29日(月曜日)18:15-19:45

要旨: 単語を構成している単音よりは大きいが,単語よりは小さい音連続の束を一般的に「音節」と呼ぶ。音節は,音節核(nucleus)とその前後に選択的に生じる非核(non-nucleus)から形成されている。音節核の位置に現れることができる音は通常母音であり,短長の違いはあるものの,その数はひとつと考えられている。これに対して,核の前後の非核位置に表出可能な子音の数は言語により異なる。さらに,この選択的である非核位置の音韻表示は理論により大きく異なる。本講演では非核位置の中でも尾子音(coda)に焦点を当て,理論的にどのような音節構造が妥当であるかを論じる。その上で,異なる語族に属する3言語(英語,日本語,カクチケル語)の音節構造を比較し,それらの類似点ならびに相違点を類型論的観点から論じる。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第30回日本語教育学講座講演会

講演者:杉崎 鉱司 (Sugisaki, Koji) 三重大学

演題:言語間変異を司る生得的制約:英語獲得の観点から
(Innate Constraints on Syntactic Variation: The View from Child English) 場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年7月25日(木曜日)18:15-19:45

要約:普遍文法に対する「原理とパラメータのアプローチ」においては,言語の可能な異なり方を規定する生得的制約(「パラメータ」)の存在が仮定されていたが,近年のミニマリスト・プログラムにおいては,そのような生得的制約の存在は疑問視されている。本発表では,英語における前置詞残留現象および他動詞needの獲得過程を詳細に分析することにより,これらの性質の言語間変異を司る制約の必要性について検討する。それにより,言語の理論的研究と,母語獲得過程に関する研究がいかにして有機的に関わり得るかを例示する。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第29回日本語教育学講座講演会

講演者:滝浦 真人(Takiura, Masato) 放送大学

演題:日本語は親しさを伝えられるか

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年7月20日(土曜日)14:30-17:00

要約:
Part 1 (14:30 - 15:30)
語用論の展開と研究の焦点:ポライトネス研究のこれから 過去半世紀にわたる語用論の展開は,そのまま研究対象の変遷を意味している。そしてそれはまさに,“何が語用論か?”という関心の移り変わりにほかならない。言語行為論から,ポライトネス論,関連性理論,会話分析という流れのなかで,研究の焦点をあらためて整理し,これからの研究のあり方を考えたい。
Part 2 (16:00 - 17:00)
日本語の近代とコミュニケーション:日本語はどちらに向かっているか?
わたしたちが普通だと思っている標準語の所作はずいぶんと丁寧で堅苦しくはないだろうか。「敬して避ける」ための敬語はあっても,「親しく交わる」ための言葉は育んでこなかった。「作法」に寄りかかってきた日本語のここ百年をたどり,成熟した「親しさのコミュニケーション」への変化のきざしを見いだす。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第28回日本語教育学講座講演会

講演者:芝垣 亮介 (Shibagaki, Ryosuke) 南山大学

演題:出版記念講演 複雑述語の類型論的考察

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年7月18日(木曜日)18:15-19:45

要約:本発表では二点の主要なテーマを扱う。第一に,複雑述語に関する問題として多くの言語学者が挑戦してきた中国語の連動詞構文(V-V)の再分類を行う。ここでは,いわゆる結果構文として扱われてきた様々なタイプの連動詞を語彙意味論・統語論の観点から複雑述語と複合動詞に分類し,各タイプの統語構造を示す。その後第二のテーマとして,英語,日本語,中国語,モンゴル語,韓国語を用い,複雑述語構文における二次述語の解釈の仕方を時制投射の有無と関連付けて説明し,その解釈の仕方を二元的なパラメーターで捉えられることを提案する。
Shibagaki, Ryosuke (2013). Analysing secondary predication in East Asian languages. Newcastle,
UK: Cambridge Scholars Publishing.の出版記念講演です。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第27回日本語教育学講座講演会

講演者:Jeffrey Witzel (University of Texas at Arlington, USA)

演題:Deeper than shallow: Evidence for structure-based parsing biases in second-language sentence processing

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年6月6日(木曜日)18:15-19:45

要約:This study examines the reading patterns of native speakers (NSs) and high-level (Chinese) nonnative
speakers (NNSs) on three English sentence types involving temporarily ambiguous structural configurations.
The reading patterns on each sentence type indicate that both NSs and NNSs were biased toward specific
structural interpretations. These results are interpreted as evidence that both first-language and
second-language (L2) sentence comprehension is guided (at least in part) by structure-based parsing strategies
and, thus as counterevidence to the claim that NNSs are largely
limited to rudimentary (or “shallow”) syntactic computation during online L2 sentence processing.

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第26回日本語教育学講座講演会

講演者:那須川 訓也 (Nasukawa, Kuniya) 東北学院大学

演題:英語と日本語の音節構造 (Syllable structure in English, Japanese)

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年5月30日(木曜日)18:15-19:45

要約:単語を構成している単音よりは大きいが,単語よりは小さい音連続の束を一般的に「音節」と呼ぶ。音節は,音節核(nucleus)とその前後に選択的に生じる非核(non-nucleus)から形成されている。音節核の位置に現れることができる音は通常母音であり,短長の違いはあるものの,その数はひとつと考えられている。これに対して,核の前後の非核位置に表出可能な子音の数は言語により異なる。さらに,この選択的である非核位置の音韻表示は理論により大きく異なる。本講演では非核位置の中でも尾子音(coda)に焦点を当て,理論的にどのような音節構造が妥当であるかを論じる。その上で,異なる語族に属する3言語(英語,日本語,カクチケル語)の音節構造を比較し,それらの類似点ならびに相違点を類型論的観点から論じる。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第25回日本語教育学講座講演会

講演者:深田 淳 (Fukada, Atsushi) アメリカ, パデュー大学(Purdue University)

演題:初級日本語学習者の流暢さの発達-縦断的計量的研究

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年5月27日(月曜日)18:15-19:45

要約:本研究は,日本語学習者の流暢さの発達の諸相を,長期にわたって多数の音声サンプルを収集し調査した。研究の目的は,
(1)流暢さに関連する指標が二学期間にわたってどのように変遷したか,
(2)どのような言語的要因がどの指標と相関関係を持つか,を調べることであった。データ収集においては,米国某大学の一年次日本語のコースに在籍する母語が英語の学習者を被験者とし,Speak Everywhereシステムを用いて音読とQ&Aの二つのタスクにおけるパフォーマンスを収集した。一要因反復測定分散分析の結果,流暢さの指標のうちのいくつかは,両方のタスクにおいて,下がっている時期があることがわかった。そこで混合モデルを用いた分析を行ない,どういう言語的複雑性の要因がこれらの指標に影響を与えたのかを調べた。結果的に,流暢さの発達には様々な要因が影響するため,経時的な指標だけでは捉えきれない,ということがわかった。発表においては、分析結果に加えて、Speak Everywhereシステムによるデータ収集、Praatによる音声データ分析の方法の解説も行なう予定である。

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