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2014年2月1日(土)
February 1 (Saturday), 2014

名古屋大学全学教育棟・北棟405 405
North-Wing General Education Building, Nagoya University

午後1時から5時半まで
13:00 to 17:30

タイトル: E-primeによる実験プログラムの作成法
Title: How to program experiments by E-prime

講師 (Speaker): Rinus Verdonschot (Nagoya University, Japan)
Note: The workshop is given in English. 1000 yen for participation.

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国立国語研究所 国際シンポジウム2013「日本語およびアジア諸言語における複合動詞・複雑動詞の謎」

2013年12月15日

2013年 (玉岡賀津雄) 日本語学習者の複合動詞の習得における背景要因と因果関係-決定木分析と構造方程式モデリングによるアプローチ. パネルセッション《複合動詞の習得》「なぜ日本語学習者は複合動詞で悩むのか」2013年12月15日, 国立国語研究所2階多目的室.

http://www.ninjal.ac.jp/event/specialists/symposium/vvsympo2013/

タイトル: BVA (Brain Vision Analyzer)による脳派データ解析入門
Title: Introduction to data analysis for electroencephalogram (EEG) using Brain Vision Analyzer (BVA)

2013年11月30日(土)と12月1日 (日)
November 30 (Saturday) and December 1 (Sunday), 2013

名古屋大学全学教育棟・北棟405
405 North-Wing General Education Building, Nagoya University

午後1時から5時半まで
13:00 to 17:30

講師 (Speaker): Kalinka Timmer (Leiden University, the Netherlands)
Note: The workshop is given in English. Free admission and no charge.

日本言語学会第147回大会 (神戸外国語大学)

(1) 2013年11月24日(土)
黄 郁蕾,玉岡 賀津雄,ブラーエヴァ・マリア・エドアルドヴナ
「依頼の断り難さを構成する諸要因 ―日中の文化差と日本語学習に着目して」

(2) 2013年11月25日(日)
大和 祐子,玉岡 賀津雄,初 相娟
中国人日本語学習者の「人」を表す接尾辞を含む複合語彙の習得に及ぼす諸要因

(3) 2013年11月25日(日)
Kyoko HAYAKAWA, Rinus VERDONSCHOT, Katsuo TAMAOKA
Asymmetrical Phonological Activation When Recognizing Words in a Second Language

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第31回日本語教育学講座講演会

講演者:那須川 訓也 (Nasukawa, Kuniya) 東北学院大学

演題:カクチケル語の音節構造(Syllable structure in Kaqchikel)

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年7月29日(月曜日)18:15-19:45

要旨: 単語を構成している単音よりは大きいが,単語よりは小さい音連続の束を一般的に「音節」と呼ぶ。音節は,音節核(nucleus)とその前後に選択的に生じる非核(non-nucleus)から形成されている。音節核の位置に現れることができる音は通常母音であり,短長の違いはあるものの,その数はひとつと考えられている。これに対して,核の前後の非核位置に表出可能な子音の数は言語により異なる。さらに,この選択的である非核位置の音韻表示は理論により大きく異なる。本講演では非核位置の中でも尾子音(coda)に焦点を当て,理論的にどのような音節構造が妥当であるかを論じる。その上で,異なる語族に属する3言語(英語,日本語,カクチケル語)の音節構造を比較し,それらの類似点ならびに相違点を類型論的観点から論じる。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第30回日本語教育学講座講演会

講演者:杉崎 鉱司 (Sugisaki, Koji) 三重大学

演題:言語間変異を司る生得的制約:英語獲得の観点から
(Innate Constraints on Syntactic Variation: The View from Child English) 場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年7月25日(木曜日)18:15-19:45

要約:普遍文法に対する「原理とパラメータのアプローチ」においては,言語の可能な異なり方を規定する生得的制約(「パラメータ」)の存在が仮定されていたが,近年のミニマリスト・プログラムにおいては,そのような生得的制約の存在は疑問視されている。本発表では,英語における前置詞残留現象および他動詞needの獲得過程を詳細に分析することにより,これらの性質の言語間変異を司る制約の必要性について検討する。それにより,言語の理論的研究と,母語獲得過程に関する研究がいかにして有機的に関わり得るかを例示する。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第29回日本語教育学講座講演会

講演者:滝浦 真人(Takiura, Masato) 放送大学

演題:日本語は親しさを伝えられるか

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年7月20日(土曜日)14:30-17:00

要約:
Part 1 (14:30 - 15:30)
語用論の展開と研究の焦点:ポライトネス研究のこれから 過去半世紀にわたる語用論の展開は,そのまま研究対象の変遷を意味している。そしてそれはまさに,“何が語用論か?”という関心の移り変わりにほかならない。言語行為論から,ポライトネス論,関連性理論,会話分析という流れのなかで,研究の焦点をあらためて整理し,これからの研究のあり方を考えたい。
Part 2 (16:00 - 17:00)
日本語の近代とコミュニケーション:日本語はどちらに向かっているか?
わたしたちが普通だと思っている標準語の所作はずいぶんと丁寧で堅苦しくはないだろうか。「敬して避ける」ための敬語はあっても,「親しく交わる」ための言葉は育んでこなかった。「作法」に寄りかかってきた日本語のここ百年をたどり,成熟した「親しさのコミュニケーション」への変化のきざしを見いだす。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第28回日本語教育学講座講演会

講演者:芝垣 亮介 (Shibagaki, Ryosuke) 南山大学

演題:出版記念講演 複雑述語の類型論的考察

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年7月18日(木曜日)18:15-19:45

要約:本発表では二点の主要なテーマを扱う。第一に,複雑述語に関する問題として多くの言語学者が挑戦してきた中国語の連動詞構文(V-V)の再分類を行う。ここでは,いわゆる結果構文として扱われてきた様々なタイプの連動詞を語彙意味論・統語論の観点から複雑述語と複合動詞に分類し,各タイプの統語構造を示す。その後第二のテーマとして,英語,日本語,中国語,モンゴル語,韓国語を用い,複雑述語構文における二次述語の解釈の仕方を時制投射の有無と関連付けて説明し,その解釈の仕方を二元的なパラメーターで捉えられることを提案する。
Shibagaki, Ryosuke (2013). Analysing secondary predication in East Asian languages. Newcastle,
UK: Cambridge Scholars Publishing.の出版記念講演です。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第27回日本語教育学講座講演会

講演者:Jeffrey Witzel (University of Texas at Arlington, USA)

演題:Deeper than shallow: Evidence for structure-based parsing biases in second-language sentence processing

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年6月6日(木曜日)18:15-19:45

要約:This study examines the reading patterns of native speakers (NSs) and high-level (Chinese) nonnative
speakers (NNSs) on three English sentence types involving temporarily ambiguous structural configurations.
The reading patterns on each sentence type indicate that both NSs and NNSs were biased toward specific
structural interpretations. These results are interpreted as evidence that both first-language and
second-language (L2) sentence comprehension is guided (at least in part) by structure-based parsing strategies
and, thus as counterevidence to the claim that NNSs are largely
limited to rudimentary (or “shallow”) syntactic computation during online L2 sentence processing.

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第26回日本語教育学講座講演会

講演者:那須川 訓也 (Nasukawa, Kuniya) 東北学院大学

演題:英語と日本語の音節構造 (Syllable structure in English, Japanese)

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年5月30日(木曜日)18:15-19:45

要約:単語を構成している単音よりは大きいが,単語よりは小さい音連続の束を一般的に「音節」と呼ぶ。音節は,音節核(nucleus)とその前後に選択的に生じる非核(non-nucleus)から形成されている。音節核の位置に現れることができる音は通常母音であり,短長の違いはあるものの,その数はひとつと考えられている。これに対して,核の前後の非核位置に表出可能な子音の数は言語により異なる。さらに,この選択的である非核位置の音韻表示は理論により大きく異なる。本講演では非核位置の中でも尾子音(coda)に焦点を当て,理論的にどのような音節構造が妥当であるかを論じる。その上で,異なる語族に属する3言語(英語,日本語,カクチケル語)の音節構造を比較し,それらの類似点ならびに相違点を類型論的観点から論じる。

名古屋大学大学院国際言語文化研究科 第25回日本語教育学講座講演会

講演者:深田 淳 (Fukada, Atsushi) アメリカ, パデュー大学(Purdue University)

演題:初級日本語学習者の流暢さの発達-縦断的計量的研究

場所:名古屋大学全学教育棟北405号室

日時:2013年5月27日(月曜日)18:15-19:45

要約:本研究は,日本語学習者の流暢さの発達の諸相を,長期にわたって多数の音声サンプルを収集し調査した。研究の目的は,
(1)流暢さに関連する指標が二学期間にわたってどのように変遷したか,
(2)どのような言語的要因がどの指標と相関関係を持つか,を調べることであった。データ収集においては,米国某大学の一年次日本語のコースに在籍する母語が英語の学習者を被験者とし,Speak Everywhereシステムを用いて音読とQ&Aの二つのタスクにおけるパフォーマンスを収集した。一要因反復測定分散分析の結果,流暢さの指標のうちのいくつかは,両方のタスクにおいて,下がっている時期があることがわかった。そこで混合モデルを用いた分析を行ない,どういう言語的複雑性の要因がこれらの指標に影響を与えたのかを調べた。結果的に,流暢さの発達には様々な要因が影響するため,経時的な指標だけでは捉えきれない,ということがわかった。発表においては、分析結果に加えて、Speak Everywhereシステムによるデータ収集、Praatによる音声データ分析の方法の解説も行なう予定である。

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